創業者に聞く!七海水産の原点

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創業者に聞く!七海水産の原点

七海水産の理念を教えてください。

会社組織としての他の立派な企業あるじゃないですか。
同じとはいかないとしても、少しでも近づける組織作りと、社員教育の面に関してもそういう形でできないかというのが考え方の元です。
だから、最初は3人、4人から始めたけど、ずっとそういう理念は持っていたからそういう水産会社にしたいと。

そのように考えられたのはどのような背景があったのですか?

魚屋さんの古い部分をたくさん見てきているので、なんとか変えたいと。
世の中どんどん新しくなっていって、企業もどんどん変わってきているのに、魚屋だけ同じことをしてるようではあかんのとちゃうかという思いで会社を進めてきたから。
その過程の中で、最初は僕も生魚一本でやっていたんだけど塩干もでけへんかな?マグロもでけへんかな?という部分がだんだんと芽生えてきて、水産物を全部扱っていくのがベストじゃないかなと。
でも1人ではできないわけで、マグロの知識を持っているものに来てもらわないといかん、塩干の知識を持っている者にも入ってもらわないといかんと、それこそそういう形で組織ができてきた。

 

小売業を始められたのはなぜですか?

将来仲卸だけで食べていけるのか?というのがありました。
仲卸というのは、仕入先(卸し)が2つあって、そこから仕入れてくるわけでしょ。
売り先というのは、大手スーパーから始まって、普通の街のスーパーさん、個人商店。
個人商店はだんだん無くなっていく。中小のスーパーも無くなっていく。大手に負けていくと。
そうしたら、仲卸をしていても規模が小さかったら相手にしてもらえへん。そういうところと一切取引が無いと。
そうしたら将来あるのかと考えた時点で25年くらい前かな?うちの得意先の魚屋さんが辞めるという話があった。
その魚屋さんの小売りの店が空いてたわけ。
で一言そのおやじに「せえへんか?」といわれたわけ。
その時点で、仲卸もして、小売りもでけへんかと思って挑戦したのが「旬海」の1号店ですわ。
それが25年ほど前の、郡山の西友の下の専門店ですわな。

仲卸と小売りを同時にこなされるのに大変苦労されたのではないですか?

夜中の1時、2時から中央市場に出てきて仕事をして、ここが終わるのが昼の1時、2時。
それが終わると、旬海に行ってレジを閉めるのが晩の7時やんか。
だから、その間ちょこっと帰らしてもらって2時間寝たりとか、3時に帰らしてもらって5時まで2時間寝てくるぞという感じで、また行って最後のレジの締めをして、夜間銀行にお金を入れてやっていくと。
それをずっと3年間やったかな。

小売店を営まれる上で、大手スーパー等の存在は大きいと思われるのですが?

これから先も大手スーパーさんと一緒ではウチは存在せえへんわけやな。
それ以上のことを常に考えて、求めていって進んでいかんなんたぶん無理やと思うねん。
それがつまらん事、しょうもない事からでもなんでもいいから挑戦してみるっていうんがね。

世間では産地偽装など、食の安全を脅かすニュースが飛び交っていますが、それについてどのようにお考えですか?

一回何か病気出したり、そういう面でマーク付いてしもたらね、もう終わりやんか。
だから、他の商社筋でもこの僕らの業界によう首突っ込んでこうへんのちゃうの。
危険はいつもあって、その割に儲け悪い、時間はかかる、汚い、職人さんも少ない、職人さんの質も落ちるとゆうことになってきたらね、誰彼なしにしてきても。
でも好きな僕らにしかでけへんことかなって思い出してきたんやけども。
うちらの社員にも言うんよ。自分でもっと自信持ってね、自覚持って誰もしてないこと堂々とちゃんと税金払ってきちんとね、給料貰ってやってるやないかと。
何も恥じることはいんちゃうかと。堂々とね、水産会社や、魚屋やゆうことを言えるような気持ちで行けと。
先に繋がること、今儲からんことでも先に繋がるようなことでもやっていかんなあかんというね。
いきなりそんなん、いい話とかお金儲けなんて飛んで湧いてけえへん。
種まかんとね、花が咲かんのと一緒ですわ。

今後の御社の目標を教えてください。

前に、先頭にたってね。奈良県、特に郡山。地元でね、まず発信していかんなんちゃうかと。
こういう魚屋さんがあるんやし、こういう魚がね、新しいものが入ったんやと。
価格もこういう手ごろな価格で提供できるんやというところから入って行って。
僕自身も全国制覇しようとかね、大阪まで殴り込んでいって、ケンカしてやったろうかゆう気は無いんですよ。
魚屋そこまでしたら、多分潰されてダメになると思うねん。
この地元で、とにかく奈良県で一番に。一番ゆうても売上一番とかそんなんじゃなくて中身のね。
お客さんの方から信頼される一番のね、そういう水産会社でありたいというのがやっぱり自分の想いやから。

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